(それでこんな本を読んでました・・・このシリーズ(三部作?)も読みました。)
宿題レポートに関する私の考え方をコメントしておきます。
- 手書き or ワープロ?
毎週の宿題に対してワープロを使って清書する時間がない人が大半だと思いますが、読み手の立場からするとワープロで清書されたレポートの方が読みやすいですし、本当はワープロでの清書を求めたいところです。字がきれいな方が読みやすくて良いということも感情的にはありますが、それは大きな問題ではありません。(少なくとも私には自分のことを棚に上げて、字の読みやすさ云々を言える立場ではありませんし・・・)
ワープロの方が望ましいと考えるのは他に理由があります。 - ワープロの方が楽
手書きだといきなりぶっつけで紙と筆記具があれば、どこでも解答を書けるというメリットはあります。ただし、途中で大幅な修正をしようと思ったときに、一から書き直さなければならないとなると面倒です。それに毎回手で書かないといけません。
ワープロは最初は面倒に感じるかもしれませんし、数式入力ができないものや面倒なものもあるでしょう。しかし、一度使ったファイルは使いまわせますし、宿題の記号や設定は似たものが多いので、回を追うごとに入力自体の負担は逓減していくと思います。。それに間違えても修正が容易です。簡単にコピペできるので、校正を怠るとミスプリを増殖させてしまうというマイナス面もありますが。
それに修士論文を手書きにしようと思っている人は少ないでしょうし、数式の入力などあまりしたことがない人でも、修論研究では少なからず数式を使う人は多いでしょうから、こういう機会に少しずつ慣れていくこともよいと思います。 - 整理して書くことに自然とつながる
数学の問題の解答をいきなりワープロで書き始めることは難しく、一度は自分の手で計算することが必要となります。その結果をワープロで入力する場合には、必要以外のことを書くことが非効率なので、多少なりとも整理して書くという意識につながるはずです。そういう意識が高まれば、読み手にとってどうまとめるのが適当かということを考えてレポートを作成できるようになると思います。
手書きだといきなりぶっつけで解答を書けますが、その結果自分の思考過程がダラダラと記述されているものが完成されることもあります。そういうものはたとえ正しい推論をして正しい解答を得ていたとしても読み手にストレスを与えます。もちろん、手書きでも整理して清書して提出されている方が少なくないと思っていますが。 - 手書き書類が通用している職場はありますか?
手書きのビジネス文書が罷りとおっている職場は現在あるでしょうか?(サ○エさんの世界には、逆にそういう会社しか出てきませんが・・・) 少なくとも文書だけで仕事上の報告を完結させる必要があるとき、ワープロを使わない人はいないでしょう。大学でもワープロで作成したもの以外受け付けないとする先生も増えてきていると思います。 - と言われても「清書する時間がない」という人
問題を解くのに時間がかかってしまいワープロで清書する時間がないという人は多いでしょう。職場でレポート作成は大っぴらにできないでしょうし。もちろん宿題レポートは手書きでOKです。本質は、レポートとは読み手(すなわち私)を意識して書かれる文書だということです。つまり十分に解答を整理して書くことが必要なことであって、ワープロでもダラダラ書いてあるものは論外です。 - と言われても「数式を入力するスキルがない」という人
MS Word の数式エディタは多くの人が使えるはずですから、未経験の人は試しに少しずつ使ってみることです。Windows なんてOSは使っていない!という人であれば、TeX が自然と使えるはずなので、TeXの使用を勧めます(今学期TeXでレポートを作成してくれているのは1人だけだと思います)。本当はすべての人に TeX を使って欲しいと思っているのですが・・・。TeX をまったく知らないという人は例えばこちらを参照してください。Web で TeX 入力を体験したいときにはここなどを見てください。
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