2008年4月16日水曜日

4/22(火)「金融数理の基礎」第3回:無裁定価格評価二項モデル(2)

第3回目では、メインテキストの1.2節「多期間二項モデル」を扱います。1.3節の内容にも少し言及したいと思います。(1.3節の内容は、2.5節のマルコフ過程のところで詳しく触れられます)

予習時のポイント(授業において重点的に説明するところにもなります)として、以下の項目を挙げておきます。

  • 記号の確認。特に多期間になって表記が煩雑になるところを、適宜簡単に記述しているところのルール確認。
  • 1期間の結果が、ほとんどそのまま成り立っているところ
  • 例題1.2.4の Lookback option(path-dependent の例)
あと、説明しようと思っていて時間が無くて端折っていたこととして、以下のことにも触れたいと思います。
  • 「無裁定」ということの座標幾何的イメージ(行列表現を利用します。余裕があれば皆さんなりに「無裁定」or「裁定」ということが、座標幾何的にはどのように説明できるかを考えてみてください)
  • 3項以上にすると、どうなるのか?(これは14ページの「完備」というキーワードとも関連します)

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