2008年6月4日水曜日

「金融数理の基礎」第7回フォロー

中間試験情報の入った配布資料はイントラネットにアップしておきました。

6月3日(火)提出の「金融数理の基礎」第6回分のレポートの提出が確認できているのは、以下の19名です。

提出したはずなのに自分の id が載っていないという人は至急連絡ください。

IK08F002, IM07F029, IM07F031, IM07F044, IM08F007, IM08F010,
IM08F013, IM08F017, IM08F020, IM08F023, IM08F024, IM08F026,
IM08F027, IM08F028, IM08F030, IM08F037, IM08F038, IM08F039,
IM08F040

授業のフォローをまず1件だけ。

2章の練習問題9の設定で、私が「株が下がったときに金利が上がる設定になっているのは妥当だ」という趣旨の発言をしたことについて、それは反対で「株が下がれば金利は下がるのでは?」という質問をいただきました。

ご指摘はごもっともです。教科書的には
「株が下がる→株の売り圧力が大きい→株を売った資金が債券に流れる→債券が買われる→債券価格が上がる→金利が下がる」
という投資資金が株と債券のどちらに流れるのかという観点で整理できると思います。
実際に、最近の日本のマーケットではこうした傾向が伺えるというご指摘をいただきました。

ただ、グローバルな視点で見ると、問題の設定のように、もともと無リスク金利が25%の国であれば、株価が半分に落ち込むような状況では、その国の(そもそも安い)債券も同時に売られてしまい金利が50%に上がるというのも不思議ではないと思います。これは極端な例ですが、経済が弱いときは株安と債券安(つまり金利高)が同時に起こることも珍しくないと思います。
ちなみに、私が大学生の頃に読んだ石ノ森章太郎の「マンガ日本経済入門」の一コマに「金利は株価の(株価は金利の?)逆数ですからね」というニュアンスの台詞があったことを記憶しています。
そのせいか私は株が下がれば金利は上がるという図式が先に思い浮かんでしまいます。

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