2010年4月1日木曜日

2010年度のM1ゼミについて

まだ迷っているのですが、今年度春学期のM1ゼミでは、テキストの輪読をやめて次の2本の論文を輪読しようと考えています。
テーマは市場性の信用リスクで、ある意味で先駆的な論文を選択しました。

1本目:Li, D. X., On default correlation: a copula approach. Journal of Fixed Income, 9(4), 43-54 (2000) ※全4回くらいで

2本目:Jarrow, L. and Turnbull, S., Pricing derivatives on financial securities subject to default risk. Journal of Finance, 50, 53-85 (1995) ※全8回くらいで

どちらも数学的な議論を含みますが、1本目はそれほど難しくはありません。2本目は後半のcontinuous trading の部分は数学的にハードになりますが、前半の two-period discrete trading のところで、期間構造やreduced-formモデルの概念をつかんでもらうことを目標としようと思います。

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