第6回目の課題レポートをチェックしての暫定的な講評です。
問1は、まず与えられた関数を単関数として正しく認識できていなかった人がけっこういました。したがって単関数に対する積分としての考え方は正しくても結果は間違うことになります。あと計算のケアレスミスが少し目立ちました。
問2の(1)は「単関数であること」を明確な根拠で述べている人は少なめでした。授業で与えた単関数の定義を満たしていることを、きちんと確かめないと、何となく単関数っぽいものを書いても正解という判断にはなりません。
(2)は半数くらいの人はできてましたが、元の式から $f_5$ を単関数として正しく認識できていなかった人や計算ミスの人がいました。
(3)は手つかずの人も多かったです。適切にできていたのは一人でした。何かしらの答えを出した人は、n=5を代入すれば自分の結果が正しいかを判断できたはずです。一般の式を提示する場合、簡単な場合に答えが一致するかを確かめるのは大切なことです。
問3は何人かの人がチャレンジしてくれていました。
(1)の可測性の証明は惜しい人がいましたが、逆像を全て適切に書けている人はいませんでした。
確かに少し面倒な逆像になるように問題を作っていますが。
そのかわり、(2)は可積分でないという結論を適切な議論で述べられている人が数名いました。
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