2010年6月29日火曜日

「フィ ナンシャル・リスク・マネジメント」第11回フォロー(更新)

もろもろのファイルは、イントラネットに アップしておきました。

第10回の課題についてのレポートを 提出してくれた方のidは以下の通りです。

IM09F001, IM09F002, IM09F006, IM09F007, IM09F009, IM09F022,
IM09F023, IM09F025, IM09F026, IM09F037, IM09F038, IM10F030,
IK10F001

以下、レポートについてのコメントです。

(1) k格のt年目のハザード・レートのもつ意味を説明せよ、という問いでした。
厳しく見ると、何かそれらしいことを書いているのですが、不正確な表現だったり、表現自体は間違っていないのだけれども、その理由付けの部分とのロジックが分かりにくかったり、というものが多かったです。

私が意図していたのは、1-exp(-γ(t))≒γ(t)と見なすことで、問題文で与えた定義式をハザード・レートの近似式だと見なすことができ、そのうえで定義式の右辺が「t-1年までデフォルトしていないという条件の下でのt-1~t年の間の(条件付き)デフォルト確率」であることを読み取るというものです。
ただ、「ハザード・レート=○○の確率」という表現は違和感がありました。「ハザード・レート」は「確率」と深く関係しますが、確率そのものを表しているわけではないので、「近似できる」とか「期間あたりの・・・」といった修飾語句がほしいところです。

(2) おおよその人ができていました。理由はよく分かりませんが、部分的に数値結果が私のものと微妙にずれている人が数名いました。完全に私と同じ結果を出していた人も半数以上はいましたので、私のやり方が間違ってはいないと思いますが。計算ファイルとグラフは、イントラネットに アップしておきます。

(3) 約半数の人が正しく(というか私と同じく)結果を出していました。答えが合っていない人については、平均回収率までは数値が合っていてリスク中立ハザードレートにするところで合っていない人と、そもそも平均回収率のところで数値がずれている人に半々くらいでした。

(4) リスク・プレミアム的なことに言及していればOKとしました。そういう回答が大半でした。ただ、もう少し深く考察している人もいました。

さて、今回のレポート課題は線形計画法や非線形方程式を解くという内容を含んでいます。
昨日(6月30日未明まで)の試合中に片付いたでしょうか?

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