配布プリント(課題付き)とプレゼン資料と関連するファイルをイントラネットにアップしておきました。
問題2の主成分分析についての説明が中途半端でしたので、補足説明をイントラネットに追加しておきました。
前回の宿題レポートの提出を確認できたのは、以下の13名です。
提出したはずなのに自分の id が載っていないという人は至急連絡ください。
IM05F023, IM08F007, IM08F010, IM08F013, IM08F014, IM08F020,
IM08F028, IM08F029, IM08F030, IM08F036, IM09F017, IK09F002,
IK09F004
以下、レポートに関するコメントです。
250営業日での99%VaR 超過回数に対する検定に関して、対応する確率の表の作成や、第1種エラーおよび第2種エラーについての記述はほとんどの人が正しく述べていました。
しかし、散漫と事実だけを記したものも多く、結局「グリーン」「イエロー」「レッド」という区分が妥当かどうかについて、説得力のある主張・判断に至っていないものもありました。
「・・・以下の方が区分の基準として望ましい」とか「・・・であるから、このようにゾーン分けをしたと推察される」というような主張で、その理由・根拠も一応納得できるものについてはコメントしています。
当然、妥当かどうかの議論は想像の域を超えないので、それが正しい議論かどうかの判定はできませんが、それでも入手できる限られた情報と方法でいろいろと考えてみることは大切だと思います。
ちなみに、何人かの人が指摘していましたが、BIS規制においては市場リスクに対する所要自己資本額を、「前日の99%VaR値」と「直前の60営業日における日次の99%VaR値の平均に「乗数」を適用した値」の大きい方で与えることにしていており、「グリーン」「イエロー」「レッド」の区分は、この「乗数」を3~4のいずれに設定するかを決めるのに使われます。
所要自己資本額は少ない方がうれしいので、その意味ではVaR はできるだけ低い方が良いのですが、だからと言って VaR を低めに設定しすぎるとVaRを超過するケースが多くなってリスク管理的には本末転倒になり望ましくないので、「レッド」になるほど超過していた場合は低めだったVaRに対して最大の4を掛ける(要するにペナルティ)という対応になります。
詳しくはこちらのページの「2.サーベイの結果」の項を参照のこと。
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