「フィナンシャル・リスク・マネジメント」の期末試験は11名が受験しました。
全体の採点を一通り終えました。見直しは後でするので、最終結果は異なるかもしれません。
(一夜明けて見直しをして、若干厳しく採点しなおしました)
平均点は
計算問題が35.00点(/50点)、最高点は47点(1名)
記述問題が39.09点(/50点)、最高点は50点(2名)
全体では、74.09点(/100点)、最高点は94点(1名)
でした。
略解はイントラネットにアップしました。
簡単なコメントをいくつかしておきます。
問題1
(1) 95%VaR を 200 としていた人がいましたが、問題で与えてある定義を使うと100 になるはずです。
(2) 比較的出来ていたと思いますが、ところどころ記号が抜けている人がいました。
(3) 完全にできていた人は意外に少数でした。
問題2
(1)全員が選択していました。 (i)を V0/Dとしていた人が少しいました。 (ii)は D と書くべきところを D(T) と書いたりする人がいました。
理由として答えてほしかったのは、「D(T) はデフォルトがなければ D、デフォルトしていれば VTであり、min(D, VT)と表される」「S(T)+D(T)=VT」ということが根拠になっているということです。オプションのペイオフと関連づけられるというのは、答えの言い換えにすぎず理由と言うには不十分と判断しました。
(2) (iii) のスプレッドでなぜか対数を持ち出している人が少しいました・・・この設定では不要です。
(3) 解いていた人は2人でした。
問題3
全体的に甘く採点していますが、根本的におかしいとか問題の要求に沿っていないと判断したものは大きく減点 or 0点にしています。
内容的には正解に近くても、表現として微妙にまずいところがあるときは1,2点減点しています。
各問いの選択者数は次の通りです。
(A) 7 (B) 11 (C) 3 (D) 1 (E) 9 (F) 9 (G) 1 (H) 3
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