全体的に計算問題は答えがあっていて、その前に計算式が書かれていれば○としてあります。
(答えが偶然に合うことは考えにくいので、答えが正しければある程度適切な議論ができていると見なしました)
問1 (1) はほとんどの人ができていましたが、出来なかった人は要確認です。
(2) は2^4 = 16個でよいのですが、(3)(4)を解くことを考えると、具体的に16個書きだしてほしいところです。具体的に16個書いていた人は皆きちんとできていました。{1},{2,3},{4},{5,6} の補集合だけを考えて10個の人もいましたが、1},{2,3},{4},{5,6} からできる和集合も要素になることも要請されます。
また、2^4 個の要素をもつ理由を考えて(思い出して)ください。
(3) (4) は結果が正しくても議論が不完全な人が少なからずいましたので、そこは注意をしています。
(3)はF-可測でないという答えなので、論理的には逆像がFに含まれない反例を1つ示せば十分です。
(4) はF-可測であるという答えなので、{0,1,9} の全ての要素について1点集合の逆像がFに含まれることをいう必要があります。
(5)は計算ミスもややありましたが比較的よくできていました。1- P({5,6}) でも求められます。
問2 は独立性を適切に使えるかどうかがポイントです。その意味で出来不出来が分かれました。
授業できちんと説明できませんでしたが、解答例を参考にして復習してください。
結局は、
(2つの集合の「共通部分」の確率) = (それぞれの集合の確率の積)
という形の式を作るということがポイントです。
確率変数の独立性の場合は、確率変数がどの値をとる場合で考えるかで何通りも式ができますが、
本質的には同じ結果になるので、1つのパターンで考えればよいです。
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