2011年8月9日火曜日

フィナンシャル・リスク・マネジメント・レポート課題2の講評

フィナンシャル・リスク・マネジメント・レポート課題2の講評です。
(昨年度のコメントと重複する部分が多々あります)

20点満点部分の平均点は13.43点(論理性:7.43点、構成力:6.00点)です。
※最終的な見直しの際に少し変わるかもしれません。採点は論理性、構成力ともに「可もなく不可もなく」と判断した場合に7点を与えるように採点しています。それを基準に加点・減点を行います。

 
まず、検証用データ233件のうちの実際のデフォルト企業の番号は以下の9社です。

1, 34, 36, 41, 44, 84, 102, 127, 221

デフォルト企業を判別できていた数としては、最高は6社(4名)でした。

論理性と構成力以外の、プラスαの加点としては、アウトオブサンプルの判定結果が良かった(2つの誤判別率の平均が0.35未満の)人(12名)の他に、データ確認・整備をていねいに実施した人、他モデルとの結果の比較分析などをした人、モデルを工夫した人、私から見て最終結果に影響を与えた独創性のある指標定義や補正を提案していた人に加点しました。

以下、全体的なコメントです(去年のものと同様になります。去年のコメントはあまり読まれていなかったのでしょうか?)。

  • 「指標をどのように絞り込んでいったか」という指標決定プロセス、および選択された指標の意味的なバランス、得られた線形判別式の係数の符号の妥当性吟味、を主にチェックしました。読む側としては各ステップで細かい説明がたくさん入るよりは、先に大きな方針・流れを示してもらう方が理解しやすいです。一方で方針だけで絞り込みの方法にあまり妥当性を感じられないor説明が不足していると思われるものもありました。また、図表の使い方についても工夫を求めたいものが少なからずありました。この辺は採点者の主観というところもありますが、同じような図表を本文中にたくさん並べられてもうれしくありません。
  • ということで、上記の点について説明不足だったり議論が説得力不足だったりしているものは論理性という点で、見た目のわかりにくさの度合いが大きいと判断したものについては構成力という点で、適宜減点しています。今年度は、係数の符号の妥当性についてはできていると思いましたが、そのことを見た目で確認しやすいかどうかについてはレポート間での差は大きいと思いました。
  • あとCAP曲線やAR値の議論をしている人に論理性で加点しています。本当は2つ以上で比較しないと、モデル評価という点で意味はあまりないのですが。
  • 参考文献を提示している人については、構成力という点で加点しています。
  • さらに、考察やまとめコメントがユニークと判断したものについては、構成力の点で加点しています。
  • タイポについては大目にみていますが、議論に大きな影響を与えていると思えるエラーは、チェック不十分とみて構成力で減点しています。






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