2010年3月27日土曜日

2010年度の金融市場の計量分析(更新)

中村先生と分担する博士課程学生向け授業「金融市場の計量分析」のうち、私の担当する予定の前半7回の授業計画は以下のようなものを考えている。

第1回:Guidance & Introduction:講義内容についての説明とオリエンテーション
第2~4回:Credit risk modeling の数理 (※参考文献1を中心に)
第5~7回:Credit risk modeling への filtering の応用 (※参考文献2を中心に)

参考文献:
1. Bielecki, T. R., M. Jeanblanc, and M. Rutkowski, CREDIT RISK MODELING, 大阪大学出版会「大阪大学金融・保険レクチャーノートシリーズ」(2009)

2. Frey, R. and T. Schmidt, “Filtering and Incomplete Information in Credit Risk,” Working paper (2010) (accessed on Feb. 4, 2010)


ちなみに、この科目は博士課程学生向けの授業であるが、研究指向が高くかつ十分な資質を備えたM2の学生であれば、この授業に参加するチャンスを与えようと考えている。
(もう一つの「資産価格理論」も門戸を開いたということもあって)

ただし、中川と中村先生はそれぞれ独立した内容で授業をする予定であり、前半と後半で独立に聴講することを許可しようと考えている。

今年度の中川担当部分(第7回まで)に対する聴講許可の必要条件は次の通りとする。

・「金融数理の基礎」「金融数理」の単位を取得していること
・これまで単位を取得した科目の7割以上で成績がAであること

上の二つはあくまでも必要条件であり、実際に聴講を許可するかどうかは相談のうえ決める。

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