2009年11月3日火曜日

frailty関連論文

このごろ、DefaultRisk.com への訪問頻度が落ちているが、
最近の訪問で、こちらがpublish されていることを発見。dymanic frailty を仮定しての最尤推定の方法で、EMアルゴリズム, Gibbs sampler によるMCMC などを援用して推定する方法が Appendix に詳しくまとめられている。(古いversion はこちら。技術的なことは、古い version の方が丁寧に書かれていることもあるので、参考になるかも)
旧バージョンにも目を通していたことはあるが、publish 版のコピーを通読してみた。なかなか面白い。

上記論文を読むにあたっては、こちら(frailty が無い場合でtime-varying な変数を使ってデフォルト確率の期間構造を最尤推定するという話題)とこちら(frailty のような観測できない何かのデフォルト・クラスターへの影響が認められるかどうかの実証)も読むことで理解が深まると思われる。

他にも、Risk, Oct.2006 の Cutting Edge のペーパーでは、格付推移について dymanic fraity モデルとその最尤推定を論じている。EMアルゴリズム,MCMCについてはここでも言及されている。
データの性質から入ると、このあたりのテクニックはむしろ当たり前だということなのだと気づく。ちゃんと勉強しないと。

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